安政細字一分銀 銀座25両包みの開封報告

 今年の7月にこの通販サイトを立ち上げました。沢山の人に御覧頂き、古銭を御購入頂きましたこと、誠にありがとうございました。来年も宜しくお願い致します。

 さて、先月のブログでも少し触れておりましたが、幕末に銀座で包まれた『一分銀の25両包み』を開封致しました。通販サイトでも販売しておりますので、是非御購入下さい。25両=100枚はすべて安政細字一分銀でした。両替商の包みではなく銀座包みですので、約160年前に銀座で製作されたままの未使用品でした。未使用品とは言え、極印の摩耗、雑な製作、緑しょうなどによって、必ずしも状態が良いわけではありません。ただ、一度も使用されていない(流通していない)ので、艶や光沢は完璧で惚れ惚れします。私は艶や光沢を重視するので、多少作りが悪くても、多少緑しょうが付着していても、素晴らしい未使用の一分銀だと思います。PCGSへ送れば、Environmental  Damage (環境によるダメージ) が付いてしまうかもしれない一分銀も多いですが、非常に魅力的な100枚です。

 100枚の内訳は、Aa 36枚、Af 6枚、Ag 10枚、Cc 6枚、Cf 4枚、Cg 7枚、Ga 4枚、Gf 14枚、Gg 13枚 の計100枚でした。

表Cはすべて『向点』でした。裏の極印に摩耗の激しいものが多く、概して裏の状態が悪かったです。平成14年に開封された約500枚にも及ぶ安政細字一分銀も同じような傾向がありました。