天保一分銀 (その1)

 今回から、天保一分銀について何回か連続してブログを書こうと思います。収集の御参考になれば幸いです。御意見、御質問などがあれば、是非コメントをお願いいたします。ただ、これから書いていくことは私個人の収集の中で感じたことであり、あたりまえのことですが、決して真実とは限りませんので御理解下さい。

 私が好きな古銭は古金銀です。ですから、このようなサイトを設けたわけですが、古金銀の中でも特に一分銀が好きで、その中でも天保一分銀が一番のお気に入りです。つまり、私が一番好きな古銭は天保一分銀ということになります。天保一分銀のどこが魅力か?というと、やっぱり"書体"と"地肌の美しさ"です。安政一分銀と明治一分銀には連続する共通項がありますが、天保一分銀はそれらとは全く違う味わいがあります。もちろん、興味や関心は人それぞれです。「天保一分銀なんて一番おもしろくないやん。安政一分銀の別座や明治一分銀など、なぞや未解明の部分が多いものほどおもしろいやん」という方もおられるかもしれません。

 ボナンザ誌上で発表されたこばしがわひでお氏による一分銀の分類法が蒐集界で認知されて以降、さまざまな手引書や参考文献が発表されてきました。最近ですと、浅井晉吾氏の『新・一分銀分類譜』が有名で、私もこれで随分勉強させていただきました。貨幣カタログやこれらの手引書には、必ずその逆桜(つまり面背の書体)の位付け(希少性)も掲載されています。しかし、長年収集をしていると、「そうかなぁ、けっこうあるよ」と思うような逆桜や探してみると意外と見つからない逆桜などもあります。次回から、私が天保一分銀を長年収集してきて感じたことを書いていきたいと思います。天保一分銀収集の参考になれば、と思っています。