2025年CCFへ行ってきました

 7月25日(金)と26日(土)の2日間、書信館出版主催のCCFへ行ってきました。場所はJR東京駅の八重洲北口から歩いて5分ほどのところにある日本橋プラザというビルの3Fでした。JR東京駅からすごく近いので、新幹線を使って行く私には大変便利でした。初日は午前11時開催ということで、私は午前10時過ぎに会場に到着したのですが、もうかなりの人が到着しておられて、熱気が溢れていました。低額品コーナーを目指す(?)人々の列が結構長くなっていましたね。よく見ると、子供さんや高校生から大学生といった感じの若者も多かったですね。ここ最近の傾向なんでしょうか?

 35の業者の方が参加されておられましたが、貨幣商協同組合主催の催事ではお見掛けしない業者さんのブースもたくさんあって、非常に楽しく時間を過ごしました。かなりの人が参加されていましたが、会場内の通路にも余裕があり、比較的ゆっくりと古銭を見られた感じがします。いつかは私も一番小さい区画でよいので業者として参加できればなぁ、と思いながら会場を回っておりました。まあ、私のような規模の業者では、なかなか現実には難しそうですが(笑)。

 初日はレトロコインさんへPCGSの鑑定依頼品を渡した後、CCFオークション出品物の下見をしました。お目当ての古銭の下見をしっかりして、夜は東京にいる友人と久しぶりの再会を楽しみました。二日目、朝9時から気になるものを再度下見をして、10時からのオークションに参加しました。会場はゆったりしていて、非常に気分よくオークションを楽しめたと思います。一番のお目当ては残念ながら落札できませんでした。最後の二人まで競ったのですが、降りてしまいました。もう少し頑張れば、と思う反面、あんまり熱くなると後悔するので、そのバランスが難しいですね。でも今はもう少し頑張っていれば、と少し後悔しております(笑)。まあ、オークションというのはこんなものです。

 このような催事に子供たちや若者が増えていることは古泉界にとって嬉しいことなのですが、わずかな懸念もあります。彼らが純粋に古銭を愛し、その収集を楽しんでくれていれば万々歳なのですが、若者が増えている理由が"利益を求めて"だと少し寂しい気もします。もちろん、古銭収集において、"趣味と実益を兼ねて"は昔からよく使われるフレーズですが、あくまで実益は結果として後からついてくるものであって欲しいと思います。そういうあなたも利益を追求する業者でしょう?という声もあるとは思いますが、私も子供の時から数十年収集家として古銭を愛し、やっと数年前から業者になったわけです。高校生くらいの子供が「これ、PCGSへ送ればPFが付くかなぁ?PFが付いたらかなり儲かるわ」と言っているのを聞くと、やはり少し違うかな、と思ってしまいます。まあ、これも時代なんでしょうね。